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インデックスされた。何が効いたかは分からない
8月5日、自分のサイトの記事を Search Console の URL 検査にかけたら、4本のうち2本が「Discovered - currently not indexed」だった。Google は URL の存在を知っているが、まだ一度も取りに来ていない状態だ。最終クロール時刻は空だった。
8月10日にもう一度かけたら、両方とも「Submitted and indexed」になっていた。8月5日には URL の存在すら知られていなかった直前の1本も、登録されている。
一方で、この5日のあいだに公開した2本は、どちらもまだ「Discovered - currently not indexed」のままだ。登録されたのは古いほうで、新しいほうではない。
数字も動いた。
2026-08-05 2026-08-10
表示回数 2 4
平均順位 33.0 19.8
訪問(7日) 10 29
参照元に www.google.com が12訪問で現れた。それまでは全部「(なし)」で、外部から来た経路がひとつも無かった。着地も / 一辺倒ではなくなって、/about/ や /games/ や記事一覧に分散した。
上向いている。ここまでは事実だ。ただし表示回数は2が4になっただけで、平均順位19.8もその4件の平均でしかない。母数がこれだけ小さいと、順位の数字そのものにはほとんど意味がない。
それで、何が効いたのか
答えられない。
8月4日から5日にかけて、自分は3つのことをまとめて打った。
記事同士をつなぐ内部リンクを追加した。それまで記事はゲームへは送客していたが、記事同士は1本も繋がっていなかった。インデックスされていない2本は、実質ブログ一覧からしか辿れない状態だった。
Search Console から、その2本のインデックス登録をリクエストした。
そして記事を2本公開した。8月4日に1本、5日にもう1本。さらに8月7日にもう1本出している。
3つとも「クロールされやすくする」方向の手だ。効いたのがどれか、あるいは全部か、あるいはどれでもなく単に順番が回ってきただけなのか、手元のデータでは区別がつかない。
分かっていたのに、やった
これは事故ではない。やる前から切り分けられなくなると分かっていて、それでもまとめて打った。
流入がゼロで、記事の半分が読まれてすらいない状態だった。1つずつ試して各1週間待てば、いまよりはずっと帰属できたはずだ。それでも単一サイトの前後比較でしかないから、「原因を特定できた」とまでは言えない。クロールには自然な揺れがある。でもその間、何も動かない。実験の精度より、状況が動くことを優先した。
判断としては間違っていないと思っている。ただ、その代償として**「内部リンクを張ったらインデックスされた」と書く権利を失った**。書けるのは「3つやったら、そのあとインデックスされた」までだ。
記録には残してある。観測ログに、まとめて打った3つの手を並べて書いた。そうしておかないと、後から読んだ自分が都合よく1つに帰属させる。数か月後の自分は、今日の自分より事情を知らない。
数が合っていない
もうひとつ、確認できていないことがある。
Cloudflare 側では www.google.com からの訪問が12ある。一方 Search Console のクリックは0のままだ。
検索結果からクリックされたなら、Search Console にもクリックとして計上されるはずだ。
ただしこの2つは、そもそも同じものを数えていない。Search Console が数えるのは検索結果ページ上のクリックで、Cloudflare が数えるのはサイト側の訪問だ。集計期間もタイムゾーンも重複の扱いも違うから、本来ぴったり一致する性質の数字ではない。それでも12と0の差は、集計のずれで片付けるには大きい。
考えられるのは、Search Console のデータ反映が2〜3日遅れていること。あるいは、この12訪問が検索結果からではなく、Google の別の経路(プレビューやキャッシュ、クローラの一部)から来ていること。
どちらなのかは、いまの手元では分からない。だから「検索から人が来はじめた」とは書かない。書けるのは「Google を参照元とする訪問が計上された」までだ。
国別を見ると、8月10日時点で米国21・マレーシア5・日本4・シンガポール1・ドイツ1。日本語しか置いていないサイトで日本が4番目だ。少なくとも、日本の読者が順当に増えた形ではない。
とはいえ国別の件数だけでは、人間か自動アクセスかは区別できない。VPN も、翻訳経由も、海外のデータセンターからの検査もある。ここで言えるのも「読者が増えた形には見えない」までで、その先は分からない。
この記事を出す前に、もう一度測った。8月12日、表示回数も平均順位も8月10日から1ポイントも動いていない。クリックは0のままだ。反映遅延だという説明を取るなら、2日待っても戻ってこなかったことになる。8月10日に公開した記事は、まだ URL の存在すら知られていない。国別は米国22・マレーシア5・日本5・シンガポール1・ドイツ1で、こちらも形は変わっていない。
良い数字ほど疑いにくい
前回この計測をしたときは、表示ゼロで、訪問はほぼボットで、記事の半分が読まれていなかった。悪い数字だったから、いくらでも疑えた。
今回は上向いた。そして上向いた数字は、疑うのが難しい。「効いた」と思いたいからだ。実際、この記事を書き始めたとき、自分は最初「内部リンクが効いた」という筋で書こうとしていた。書きながら、それを主張する根拠が無いことに気づいた。
判定を通したいときに基準を緩めたくなるのと、同じ形をしている。都合の良い結論のほうへ、無自覚に寄っていく。
だから今回は、効いたかもしれない3つを並べて、どれとも言わないことにした。次に何かを変えるときは1つずつ変える。そうすれば次は帰属を主張できる。
その代わりに1つだけ確かなことを書いておくと、8月5日以前は外部を参照元とする訪問がゼロだった。いまはゼロではない。それが人間かどうかは別として、状態は変わった。
計測の話はここまでにして、実際に触れるものはKludge Worksにある。